金券ショップを使う
ちょっとした駅前には必ずある金券ショップ。おトクなきっぷを仕入れるには忘れちゃいけない存在です。
金券ショップとは?
金券ショップとは、商品券やきっぷ、入場券などの金券を買ったり売ったりできるお店。まとめて買ってくるとか、いらなくなった人から買うとかして安く仕入れて、定価より安く売っています。
観光地や新幹線が止まる駅はもちろん、けっこう小さな駅の前にもあるので、乗る前にちょっと寄って、手ごろなきっぷがあれば買って使えるので便利です。朝早くとか夜遅くはやっていないことが多いですけど、中には自動販売機で買える金券ショップもあります。
金券ショップで買えるきっぷ
金券ショップで売っているきっぷは、回数券と株主優待券が主なラインナップです。どちらも、「ふつうに入手するより手軽」というのがメリット。
回数券は、何枚かまとめて買うことで安くなるきっぷですけど、これを1枚単位で売ってもらえます。ふつう回数券なんて、同じところに何回も通ったり、グループで行動したりしないと買えませんよね。
ただ、「おトク度」はあんまり高くないです。もともと回数券って、そんなにおトクじゃないですよね。近距離きっぷだと、10枚分の値段で11枚なので、1割引にもならないし、新幹線用でもたかが知れています。それを買ってきて、もうけを上乗せして売っているわけなので、「ふつうに買うよりちょっと安い」くらいですね。
株主優待券のほうは、JRと私鉄とでシステムが違います。これも、株をそれなりに買わないともらえないものなので、手軽に買えてありがたいですね。
JR(東日本・東海・西日本)の株主優待券は、乗車券や特急券などを割引で買えるシステムになっています。なので、券の値段より割引分のほうが大きくなるくらい長距離なときにおトクになるわけです。ただ、会社をまたいで使えないので、東海道・山陽新幹線みたいに、会社をまたいで走る列車には注意。
私鉄の株主優待券は、たいてい「全線乗車券」のスタイルです。1枚買えば、その会社のどこまでも行けます。券の値段より遠いところに行く場合におトクになるので、路線が長い私鉄の端から端まで乗るようなときに、特におトクです。
ここに注意!
まずは、きっぷの有効期限に注意しましょう。たとえば回数券だったら、3ヶ月有効なことがほとんどですけど、お店が買ってから自分が買うまでに何日かたっているわけです。まあ、すぐに使う切符を1枚買うくらいなら関係ないですけどね。
あと、もともと回数券とか株主優待券には、使える条件など「使用上の注意」があります。これは、金券ショップで買った場合でも同じです。後で「使えなかった!」「おトクにならなかった!」ってならないように、事前にちゃんとチェックしましょう。
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